令和6年5月8〜9日 第一部
朝霞市議会、教育環境常任委員会の県外視察研修に行って参りました。
一つ目の視察研修先は福岡県大野城市に『教育サポートセンター』の運用と設立に至った背景と現状、そして未来についてを視察して参りました。
現在、朝霞市には教育サポートセンターが無く、相談事は学校や市役所の各課を回る事になります。
相談事は多岐に渡り、多様ですので、何処に相談すれば良いか分からないという声も聞きます。
大野城市では教育に関する相談事のワンストップ窓口として市役所内に教育サポートセンターを設置しており、多くの相談事を受けて解決に向けて動いているとの説明を受けました。
朝霞市には無い活動事例も多く、アウトリーチ支援として民間のサポートティーチャーを活用したり、不登校時の対応事業として【校内通級制教室】(何とか登校出来るが教室に入れない、しかし勉強はしたい生徒用に別教室を用意し勉強出来る教室)を設置し、登校した生徒は出席とし、進路に繋げていくとの説明を受けました。
さらに学校にも登校出来ない児童生徒の為に学校ではなくコミュニティセンター内に【未来教室コンパス】という通級制教室を設置し、校内通級制教室と同様の事を行っているとの説明を受けました。
委員会メンバーの関心も高く、多くの質問が飛び交いました。
次に筑後市へ伺い、図書館を活用した【認知症カフェ】や【本de恋活】といった事業を展開しており、さらに図書館に行けないが図書館の本を読みたいという市民や子供達の為に移動図書館を実施しているとの説明を受けました。
図書館として、予算は無いがアイデアで事業を実施しており、認知症カフェでは認知症の発見やケアに繋げたり、本de恋活は閉館後の図書館を活用し、ご成婚に繋がったカップルも誕生し、非常に好評で年代別の実施リクエストを受けたりしているとの事でした。
図書館の本の配達も地元の商工会議所と連携して行っており官民連携を上手に実施している印象を受けました。
こちらも委員会メンバーによる活発な質問が飛び交い、説明にはありませんでしたが、裏事情もお聞きする事も出来ました。
教育サポートセンターの視察では、朝霞市にも教育サポートセンター設置が必要であると再認識し、実現に向けて市議会議員とし行動していきたいと思います。
図書館を活用した事業では本の貸し借り以外にも多くの可能性をアイデアで実行に移している筑後市の取り組みに感銘を受けました。
こちらも視察内容を朝霞市に取り組めるよう行動して参ります。
第二部へ続く